ランタン山域(ネパール)トレッキング日々の記録 2006年1月6日

1月6日

 6:00、起床。室温6度。6:30、朝食。内容は、Oat porridge with honey, American pancake, Milk tea。夕食、朝食、宿代含め、715Rs。
 7:00、スロベニヤの女子学生と一緒に出発。キャンジンゴンパまで、ゆるい勾配を登ってゆく。谷の川を見ると、水しぶきがかかる岩の北側は凍っている。しばらくは女子学生と同様なペースで進んだが、鈴木氏のペースに引っ張られ、我々は、中ほどから遅れ始めた。途中、13才の子供がポーターについて来たが、キャンジンゴンパの宿の選択をポーターに任せたところ、その子供のロッジになった。11:30頃、キャンジンゴンパに到着。ランタンリルンがよく見える。脈拍数毎分84(通常は60台前半)、堀田氏のそれは110であった。キャンジンゴンパ付近は、谷全体につつじのようなブッシュが広がっている。5月に花が咲くとのこと。この群落は、数10平方キロにおよぶと思われる。これが、かつて或るイギリス人がこの谷を世界一美しいと言った所以である。
 ロッジで昼食。ゆでたジャガイモ、Mushroom soup, Milk tea、持参した魚肉ソーセージ。食後、ポーターに今日、明日の予定を徹底した。今日の午後は、ポーターは自由時間とした。午後は、キムシュン氷河の下端が近くに見え同時にランタンリルンが正面に望めると思われるところ(標高約4400m)まで行くことにした。13:30、出発。最初はゆるい登りだったが、最後が急だった。これを登り切ると、北からの氷河、ランタンリルンからの氷河が落ち込み、東、西、北を山で囲まれた高所の台地に出た。川は凍っており、氷の下を水が流れている。まだ北の氷河の端までは数百メートルあると思われた。三方を高山で囲まれたすばらしい眺めである。タイマーを使い、記念撮影をした。しばらく眺めを楽しんだ後、15:40頃、帰路に就く。その直前に脈拍数を数えたら、毎分90であった。見ると、キャンジンリ途中の、宿から見える小さな頂とあまり高さが変わらないところまで登っている。ほんの少し低いだけである。下を見るとけっこう上がっている。後で地図から判断すると、標高4400mぐらいである。途中で一回休憩したが、西日を浴びて、峰が輝いていた。17:00に宿に帰着。すぐに脈拍数を数えたら、毎分90であった。